長野県松本市の乗鞍高原には、乗鞍岳の火山活動によって生まれた美しい滝がいくつもあります。
その中でも代表的なのが、
- 善五郎の滝
- 三本滝
- 番所大滝
の「乗鞍三名滝」です。

善五郎の滝は乗鞍岳と滝を一緒に眺められる人気スポット。三本滝は「日本の滝百選」に選ばれた個性的な3本の滝。そして番所大滝は、乗鞍三名滝の中でも特に豪快な姿が魅力です。
- 善五郎の滝の駐車場と徒歩時間
- 善五郎の滝と乗鞍岳を一緒に見る場所
- 紅葉の見頃
- 冬の善五郎の滝の氷瀑を見るときの注意点
- 三本滝の駐車場とアクセス
- 三本滝までどれくらい歩くのか
- 3つの滝を1日で巡れるか
この記事では、2026年時点の公式情報も確認しながら、乗鞍高原の滝めぐりを計画するときに知っておきたいポイントをまとめます。
- まず知っておきたい「乗鞍三名滝」
- 善五郎の滝|乗鞍岳と滝を一緒に見られる人気スポット
- 善五郎の滝の駐車場はどこ?
- 善五郎の滝まで徒歩何分?
- 善五郎の滝は「滝見台」と「滝の近く」で景色が違う
- 善五郎の滝を見るなら朝もおすすめ
- 善五郎の滝の紅葉はいつ?
- 冬の善五郎の滝|氷瀑を見るなら装備が必要
- 三本滝|3つの異なる滝を一度に見られる
- 三本滝の駐車場|マイカー規制区間の手前にある
- 三本滝まで徒歩約30分|往復1時間弱
- 冬の三本滝は通常の観光コースとして考えない
- 三本滝の紅葉は10月上旬〜中旬が目安
- 番所大滝|乗鞍三名滝で最も豪快な滝
- 乗鞍三名滝を1日で巡るおすすめ順
- 公共交通機関で乗鞍高原へ行く方法
- 善五郎の滝に営業時間はある?
- 乗鞍高原の滝めぐりで持っていきたいもの
- 滝めぐりと一緒に立ち寄りたい乗鞍高原のスポット
- 乗鞍高原の滝に関するよくある質問
- まとめ|乗鞍高原の3つの滝は特徴がまったく違う
まず知っておきたい「乗鞍三名滝」
乗鞍高原は、乗鞍岳の火山活動による溶岩流によって形成された高原です。
溶岩が谷を埋め、その先端部分を川が削ったことで滝が形成されました。
その中でも特に大きく美しい3つの滝が「乗鞍三名滝」と呼ばれています。
| 滝 | 特徴 | 歩く時間の目安 |
|---|---|---|
| 善五郎の滝 | 滝見台から乗鞍岳と滝を一緒に眺められる | 最寄りから約15分 |
| 三本滝 | 水源の異なる3本の滝を一度に見られる | 駐車場から約30分 |
| 番所大滝 | 落差約40mの豪快な滝 | 駐車場から比較的短時間 |
時間が限られているなら善五郎の滝、少し歩いて自然の中を楽しみたいなら三本滝、迫力を重視するなら番所大滝と、目的によって選ぶこともできます。
善五郎の滝|乗鞍岳と滝を一緒に見られる人気スポット
乗鞍三名滝の中でも、比較的アクセスしやすく人気が高いのが善五郎の滝です。

松本市の公式案内では、善五郎の滝は落差約22m・幅約8m。
滝見台からは、善五郎の滝の奥に乗鞍岳を見ることができます。
水の流れだけでなく、乗鞍岳・森林・滝を一枚の風景として楽しめることが、善五郎の滝の大きな魅力です。

善五郎の滝の駐車場はどこ?
善五郎の滝周辺には、小規模な最寄り駐車スペースがあります。
休暇村乗鞍高原の公式案内では、駐車場約10台と案内されています。

混雑時は「やまぼうし駐車場」も利用しやすい
近くには、乗鞍高原内で最大規模の「やまぼうし駐車場」があります。
のりくら高原観光案内所では、約400台駐車できる駐車場として案内されています。
乗鞍自然保護センターの案内では、やまぼうし駐車場付近から善五郎の滝まで徒歩約15分が目安です。
紅葉シーズンなど小さな駐車場が混んでいる場合は、無理に空きを待つより、大きな駐車場から歩く方法を検討するとよいでしょう。
善五郎の滝まで徒歩何分?
最寄りの駐車場や「乗鞍スキー場」バス停付近から、善五郎の滝までは徒歩約15分が目安です。
「乗鞍スキー場」バス停(旧すずらん橋)付近からも、善五郎の滝へアクセスできます。

森の中を歩くハイキングコースですが、雨のあとなどは木の根や土が滑りやすくなります。
サンダルやヒールではなく、スニーカーやトレッキングシューズなど、滑りにくい靴がおすすめです。
善五郎の滝は「滝見台」と「滝の近く」で景色が違う
滝見台|乗鞍岳と滝を一緒に見る
写真撮影なら、まず訪れたいのが滝見台です。
ここからは善五郎の滝だけでなく、その奥に乗鞍岳を配置できます。
松本市や乗鞍自然保護センターも、滝見台から乗鞍岳と善五郎の滝を一緒に眺められることを、この場所の魅力として紹介しています。
滝の近く|水しぶきと迫力を感じる
さらに遊歩道を進めば、より近くから滝を見ることができます。
水量の多い時期には、かなり水しぶきを感じることもあります。
岩や木道が濡れている場合は滑りやすいため、撮影に集中しすぎず足元にも注意してください。
善五郎の滝を見るなら朝もおすすめ
善五郎の滝は東向きで、条件が合うと朝日に照らされた水しぶきに虹が現れることがあります。
「何時に行けば必ず虹が出る」というものではありませんが、晴れた朝は撮影候補にしてみても面白いでしょう。
一方、森の中なので日が傾いてからよりも、明るい時間帯に歩く方が安全です。
善五郎の滝の紅葉はいつ?
乗鞍高原は標高差が大きいため、紅葉は山頂付近から徐々に高原へ下りてきます。

休暇村乗鞍高原の案内では、善五郎の滝周辺の紅葉は10月上旬〜中旬を中心とした時期が目安として紹介されています。
ただし、その年の気温によって進み方は大きく変化します。
別の年には10月中〜下旬が見頃になった例もあるため、訪問日を固定して考えるより、直前に現地の紅葉情報を見るのがおすすめです。

冬の善五郎の滝|氷瀑を見るなら装備が必要
善五郎の滝は、厳冬期になると水が凍り、大きな氷瀑になることがあります。

青みを帯びた巨大な氷の壁は、夏や秋とはまったく違う景色です。
休暇村乗鞍高原でも、冬の善五郎の滝をスノーシューで楽しめる場所として紹介しています。
ただし、冬は通常の観光散策とは別物です。
積雪量や雪の締まり具合によって、必要な装備や歩きやすさが大きく変わります。
スノーシューか軽アイゼンかは雪の状態で変わる
積雪が深く柔らかい場合はスノーシュー、人が多く歩いて雪面が硬くなっている場合は軽アイゼンなどの滑り止めが有効なことがあります。
休暇村乗鞍高原の現地レポートでも、冬は主にスノーシューで移動し、積雪量が少ない場合には軽アイゼンで行ける場合があると紹介されています。
ただし「軽アイゼンさえあれば大丈夫」と固定して考えず、その日の積雪・凍結状態に合わせて判断してください。
冬に持っていきたいもの
- 防水性のある冬用の靴
- スノーシューまたは雪面に合った滑り止め
- 防風・防水アウター
- 保温着
- 冬用グローブ
- ニット帽
- サングラス
- 飲み物
冬の乗鞍高原へ車で向かう場合も注意が必要です。観光案内所では、例年11月〜ゴールデンウィーク頃まで降雪や路面凍結の可能性があるとして、スタッドレスタイヤまたはチェーンの準備を案内しています。
氷瀑へ近づきすぎない
大きな氷瀑は魅力的ですが、自然の氷はいつ崩れたり落下したりするか分かりません。
「滝の真下まで行ける」という過去の情報だけを頼りに近づかず、現地の積雪・氷の状態や案内を優先してください。
雪道歩きに慣れていない場合は、ガイド付きのスノーシューツアーなどを利用する方が安心です。
三本滝|3つの異なる滝を一度に見られる
善五郎の滝と並んでぜひ訪れたいのが三本滝です。

三本滝は長野県の名勝であり、1990年には「日本の滝百選」にも選ばれています。
大きな特徴は、異なる3つの沢から流れ落ちる滝を一つの場所から見ることができることです。
右・中央・左でまったく表情が違う
松本市の公式説明では、
- 右:クロイ沢にかかる滝。黒い溶岩の上をなめるように流れる
- 中央:小大野川本流の水が豪快に落ちる
- 左:無名の沢にかかり、樹林の中を静かに流れる
という違いがあります。
3本の滝はいずれも高さ50〜60mほどで、滝壺の標高は約1,840mです。
三本滝の駐車場|マイカー規制区間の手前にある
三本滝へ行く場合は三本滝駐車場を利用できます。
ここで重要なのが、乗鞍エコーラインのマイカー規制です。
2026年は三本滝〜乗鞍岳山頂間が一般車両の規制区間になっています。
つまり三本滝駐車場は規制ゲートの手前側にあり、道路が開通している時期ならマイカーでアクセスできます。
2026年の乗鞍エコーライン一般車規制:
4月27日〜10月31日
三本滝より上へ一般車では進めません。
規制期間や開通日は積雪状況によって変わるため、毎年最新情報を確認してください。
また三本滝駐車場は、乗鞍岳方面へ向かうシャトルバスの乗換駐車場としても利用されるため、観光協会ではやまぼうし駐車場より混雑しやすいと案内しています。
三本滝まで徒歩約30分|往復1時間弱
乗鞍自然保護センターでは、三本滝駐車場から三本滝まで徒歩約30分と案内されています。
松本市の公式案内でも、駐車場から遊歩道を歩いて往復1時間弱が目安です。
善五郎の滝より歩く時間は長くなるので、「駐車場からすぐに見られる滝」と考えず、時間に余裕を持って訪れましょう。
三本滝の遊歩道は善五郎の滝より山道らしい
三本滝へ向かう遊歩道は、森林の中を歩くハイキングコースです。
木の根や岩が露出している場所もあり、雨のあとには滑りやすくなります。
スニーカーでも歩けることはありますが、できれば滑りにくいトレッキングシューズを選ぶと安心です。
また、春先には残雪が残っている場合があります。雪解け直後はスリップや雪の踏み抜きにも注意が必要です。
訪問前に、のりくら観光協会などで最新の遊歩道情報を確認しておきましょう。
冬の三本滝は通常の観光コースとして考えない
三本滝については、善五郎の滝と冬の扱いが異なります。
松本市は、冬期間は三本滝への遊歩道が雪解けまで通行止めになると案内しています。
冬の滝めぐりとして、善五郎の滝と三本滝を同じように紹介しないことが大切です。
冬に氷瀑を見たい場合は、遊歩道や積雪状況を確認したうえで、善五郎の滝を中心に計画しましょう。
三本滝の紅葉は10月上旬〜中旬が目安
三本滝周辺も、秋には美しい紅葉を楽しめます。
休暇村乗鞍高原などでは、三本滝周辺の紅葉時期を10月上旬〜中旬の目安として紹介しています。
シラビソやコメツガの緑に、ダケカンバやナナカマドなどの黄色・赤が混ざり、滝の白い流れとのコントラストを楽しめます。
三本滝は標高約1,800mにあるため、乗鞍高原の低い場所よりも紅葉が早く進む傾向があります。
紅葉は年によって進み方が変わるため、「毎年10月○日が見頃」と固定せず、直前の紅葉情報を確認してください。
番所大滝|乗鞍三名滝で最も豪快な滝
乗鞍三名滝の最後の一つが番所大滝です。

番所大滝は落差約40m・幅約11mの大きな滝で、乗鞍三名滝の中でも特に豪快な水量が魅力です。
展望台では滝の轟音が響き、水量の多い時期には水しぶきを感じるほどの迫力があります。
善五郎の滝が「乗鞍岳と滝の風景」、三本滝が「3本の個性的な流れ」なら、番所大滝は滝そのものの迫力を楽しむ場所という印象です。
番所大滝は短時間でも立ち寄りやすい
番所大滝は乗鞍高原の入口側に位置しているため、善五郎の滝・三本滝と組み合わせやすい場所です。
3つの滝すべてを見るなら、乗鞍高原へ入る途中または帰りに立ち寄ると効率よく巡れます。
乗鞍三名滝を1日で巡るおすすめ順
車で松本方面から乗鞍高原へ向かう場合は、標高を上げながら次の順番で巡ると分かりやすいです。
- 番所大滝
- 善五郎の滝
- 三本滝
| 滝 | 滞在時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 番所大滝 | 30〜45分程度 | 短時間で豪快な滝を楽しむ |
| 善五郎の滝 | 45分〜1時間程度 | 滝見台・滝周辺を散策 |
| 三本滝 | 1〜1.5時間程度 | 往復1時間弱のハイキング |
移動・休憩時間も含めると、三名滝だけで半日程度みておくと余裕があります。
紅葉シーズンや写真撮影をじっくり楽しみたい場合は、さらに時間を多めに確保しておきましょう。
公共交通機関で乗鞍高原へ行く方法
公共交通機関でも乗鞍高原へ行くことができます。
基本的なアクセスは、
- JR松本駅へ
- アルピコ交通上高地線の電車で新島々駅へ
- 新島々駅から乗鞍高原方面の路線バスへ乗り換える
という流れです。
運行期間・停車するバス停・時刻表は季節によって変わるため、訪問前に最新情報を確認してください。
善五郎の滝に営業時間はある?
善五郎の滝は自然の景勝地なので、テーマパークのような営業時間や入場時間はありません。
ただし、「営業時間がない=暗い時間でも安全に歩ける」という意味ではありません。
遊歩道には街灯がなく、山の中なので日没後は急速に暗くなります。
善五郎の滝・三本滝・番所大滝の散策は、基本的に明るい時間帯に行うのがおすすめです。
秋は日没が早くなるので、午後遅くから三本滝へ向かうような計画は避け、余裕を持って駐車場へ戻れる時間に行動しましょう。
乗鞍高原の滝めぐりで持っていきたいもの
- 滑りにくい靴
- 雨具
- 飲み物
- 着脱しやすい上着
- タオル
- スマートフォン
- 撮影するならカメラ
滝の近くは水しぶきや湿った地面で滑りやすいことがあります。
夏でも標高の高い乗鞍高原は朝晩に涼しく感じることがあるため、薄手の上着を一枚用意しておくと安心です。
滝めぐりと一緒に立ち寄りたい乗鞍高原のスポット
一の瀬園地
乗鞍岳を背景に、草原や池の風景を楽しめる散策エリアです。
特にまいめの池周辺は、条件が良ければ池に映る乗鞍岳を撮影できる場所として知られています。
滝とは違った、開放感のある乗鞍高原らしい景色を楽しみたい方におすすめです。
湯けむり館
滝めぐりやハイキングのあとに温泉へ入りたいなら、乗鞍高原の日帰り温泉施設「湯けむり館」も候補です。
乗鞍高原らしい乳白色の温泉を楽しめます。
営業時間・休館日は変更されることがあるため、訪問当日の営業情報を確認してください。
乗鞍高原の滝に関するよくある質問
善五郎の滝まで徒歩何分?
最寄りの駐車スペースや乗鞍スキー場バス停付近から、徒歩約15分が目安です。
善五郎の滝の駐車場は何台?
最寄りの駐車スペースは、現在確認できる公式案内で約10台です。混雑時は、約400台規模のやまぼうし駐車場から歩く方法があります。
善五郎の滝の紅葉はいつ?
10月上旬〜中旬を中心に見頃になる年が多いですが、その年の気温によって前後します。訪問直前の紅葉情報を確認するのがおすすめです。
冬の善五郎の滝は初心者でも行ける?
夏・秋の散策とは条件が大きく異なります。積雪状況によってスノーシューや軽アイゼンなどが必要になります。
雪道歩きに慣れていない場合は、無理に個人で向かわず、ガイド付きスノーシューツアーなどを利用する方法も検討してください。
三本滝まで徒歩何分?
三本滝駐車場から片道約30分、往復1時間弱が現在の公式な目安です。
三本滝駐車場までは車で行ける?
道路が開通している時期であれば行くことができます。
乗鞍エコーラインのマイカー規制は三本滝より上の区間なので、三本滝駐車場は規制区間の手前です。
冬でも三本滝まで歩ける?
通常の観光コースとしては歩けません。松本市は、冬期間は三本滝への遊歩道を雪解けまで通行止めと案内しています。
乗鞍三名滝を1日ですべて回れる?
車で移動するなら、番所大滝・善五郎の滝・三本滝を1日で巡ることは可能です。
ただし三本滝だけでも往復1時間弱歩くため、移動や休憩を含めて半日以上を確保しておくと余裕があります。
まとめ|乗鞍高原の3つの滝は特徴がまったく違う
乗鞍高原には、それぞれ個性の違う3つの名瀑があります。
- 善五郎の滝:乗鞍岳と滝を一緒に眺められる
- 三本滝:3つの異なる流れを一度に見られる「日本の滝百選」
- 番所大滝:落差約40mの豪快な滝
- 紅葉:善五郎の滝・三本滝とも10月を中心に楽しめる
- 冬:善五郎の滝は氷瀑になることがあるが雪上装備が必要
- 三本滝:冬季は遊歩道が通行止めになる
初めて乗鞍高原を訪れるなら、まずはアクセスしやすい善五郎の滝から歩いてみるのがおすすめです。
時間と体力に余裕があれば三本滝へ。そして乗鞍高原へ入る途中や帰りに番所大滝へ立ち寄れば、3つの滝の違いを楽しめます。
春の雪解け、新緑の夏、色づく秋、そして善五郎の滝が氷瀑へ変わる冬。
訪れる季節によって景色も歩く条件も大きく変わるので、道路・遊歩道・積雪・紅葉の最新情報を確認したうえで、安全に乗鞍高原の滝めぐりを楽しんでください。
乗鞍高原の最新情報はこちら
のりくら観光協会公式サイト
涸沢カールの紅葉情報はこちら👇



コメント