【白山テント泊】南竜ヶ馬場1泊2日|登山ルート・紅葉・星空・設備を実写レポ【2026年10月】

北アルプス

※この記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。登山道や施設の情報は、2026年10月11〜12日の現地体験と確認できた公式発表に基づいています。

2026年10月11日〜12日、白山の南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)にテントで1泊し、御前峰まで登ってきました。秋色に染まるトンビ岩コース、静かなテント場、山荘と紅葉を入れた天の川撮影。さらに、早朝の市ノ瀬シャトルバスの行列や、翌朝の霜と結露まで、実際の写真とGPX記録を使って紹介します。

南竜ヶ馬場テント泊で使用したNEMOテントと天の川
今回泊まった茶色のNEMOテントと天の川。南竜ヶ馬場で撮影した夜の一枚

私は以前にも白山を日帰りと室堂泊で訪れ、山頂や池の近くで星空を撮影してきました。今回は初めて南竜ヶ馬場に泊まったので、「これから白山でテント泊したい人が知りたいこと」を、登山前夜から下山後まで時系列でまとめます。

  • 別当出合から南竜ヶ馬場への登山ルートとGPX時刻・距離
  • 市ノ瀬駐車場、シャトルバスの混雑と乗車券の買い方
  • 南竜ヶ馬場の受付・テント設営場所・トイレ・水場
  • トンビ岩コース、室堂、御前峰、エコーラインの紅葉
  • 星空の撮影例、10月の服装、シュラフ、翌朝の結露
  • 別当出合から市ノ瀬まで歩いた実体験と注意点

注意:南竜ヶ馬場の水場・トイレの利用期間や、白山の通行規制、シャトルバスの運行日は変更されます。この記事にある料金・時刻は2026年の情報です。計画時は後半にまとめた公式サイトを確認してください。

  1. 2026年10月の白山テント泊|1泊2日のコースとGPS記録
  2. 前夜、市ノ瀬駐車場へ|21時でも車が多く星空がきれいだった
    1. 10月10日21時05分到着、第2駐車場は満車
    2. 駐車場の気温は12℃、満天の星空だった
    3. ビジターセンターとトイレを写真で確認
  3. 市ノ瀬シャトルバス|4時半の待機列と乗車券の買い方
    1. 4時07分にチケット売り場へ、4時30分には約100人待ち
    2. 2026年の料金は大人片道1,000円
    3. 5時30分のバスに乗り、5時50分に別当出合へ
  4. 別当出合から砂防新道で南竜ヶ馬場へ|実際の登山道を写真で紹介
    1. 5時50分別当出合着。登山届とトイレを済ませる
    2. 吊り橋を渡り、石段と丸太階段を登る
    3. 甚之助避難小屋と標高1,970m付近の展望
    4. 南竜分岐から南竜ヶ馬場へ。2026年は一部通行止め
  5. 南竜ヶ馬場テント場に到着|予約・受付・料金・トイレ・水場
    1. 8時22分ごろには施設付近へ。テント場は広くて静か
    2. 泊まったのは茶色のNEMOテント。トイレまで歩いて約30秒
    3. セントラルロッジの無人受付で手続き
    4. テント場のトイレはきれいだった
    5. テント場とセントラルロッジの水場|節水の掲示もあった
    6. 南竜山荘と売店も立ち寄った
  6. テントに荷物を置いて御前峰へ|登りはトンビ岩コース
    1. 9時10分ごろ出発。静かな岩場と紅葉が続く
    2. チングルマの紅葉と赤く色づく低木
  7. 室堂から御前峰へ|快晴の山頂と北アルプスの展望
    1. 10時18分ごろ、室堂ビジターセンターへ
    2. 10時56分ごろ御前峰に到着。山頂標識は撮影待ちの列
    3. 山頂から見えた池と、かつての星空撮影の思い出
    4. 室堂でおでんと冷たいキリンレモンを味わう
  8. 下りはエコーライン|木道と草紅葉を眺めてテント場へ
  9. 南竜ヶ馬場の星空撮影|山荘・紅葉・NEMOテントと天の川
    1. 17時15分ごろ、夕食を持って撮影場所へ
    2. 山荘の灯りと赤く色づいた低木を星空に重ねる
    3. 光るテントと天の川|今回いちばん好きな写真
  10. 10月の南竜ヶ馬場は寒い?実際の服装・シュラフ・防寒装備
    1. 私がウェアを選ぶ基準は軽さ・速乾性・動きやすさ
    2. 行動着|ノースフェイスのパンツSとモンベルの半袖
    3. ジオラインの薄手と中厚手、シャミースを重ねる
    4. 夜はモンベル#2シュラフとダウンパンツ
    5. 足元の防寒にはメリノウールソックスとダウンシューズ
  11. 翌朝は霜と強い結露|10月12日のテント撤収で困ったこと
  12. 2日目の下山|中飯場のトイレは使えず、別当出合へ
  13. 別当出合から市ノ瀬まで約57分歩いた|バスに乗らなかった帰り道
  14. 下山後は白峰温泉総湯へ|湯のしっとりした感触がよかった
  15. 南竜ヶ馬場テント泊でよかった点・注意したい点
  16. 白山・南竜ヶ馬場テント泊のよくある質問
    1. 南竜ヶ馬場テント場は予約が必要?
    2. 南竜ヶ馬場のトイレと水場は10月でも使える?
    3. 白山の10月のテント泊は寒い?
    4. 白山山頂へはテント場から登れる?
    5. 市ノ瀬から別当出合まで歩ける?
  17. 白山登山の公式情報・関連記事

2026年10月の白山テント泊|1泊2日のコースとGPS記録

紅葉に囲まれた南竜ヶ馬場のテント場と山並み
秋の南竜ヶ馬場。手前のグレーのテントは別の登山者のもので、私の宿泊テントではありません
項目今回の内容
登山日2026年10月11日(日)〜12日(月・祝)/前夜10月10日(土)は市ノ瀬で車内仮眠
登山口別当出合(市ノ瀬からシャトルバス利用)
テント泊地南竜ヶ馬場野営場(標高約2,080m)
往路別当出合 → 砂防新道 → 甚之助避難小屋 → 南竜ヶ馬場
初日の山頂往復南竜ヶ馬場 → トンビ岩コース → 室堂 → 御前峰 → 室堂 → エコーライン → 南竜ヶ馬場
2日目南竜ヶ馬場 → 砂防新道 → 別当出合 → 市ノ瀬まで車道歩き(一部小走り)
GPXで連続記録された距離約17.8km(テント場周辺の撮影移動を含む/市ノ瀬までの道路の欠測部分は含まない)
GPS上の最高記録標高約2,697m(御前峰の公称標高は2,702m)
天候と体感初日は晴れで星空を撮影。翌朝は地表に霜、テントに結露

YAMAPのGPXは864地点の位置情報を含みます。以下の時刻・距離はその軌跡と撮影時刻を照合した目安で、休憩や撮影時間も含みます。一般的な標準コースタイムとは異なります。

日時通過・行動記録
10/11 5:57ごろ別当出合から歩き始めるGPS開始点:標高約1,258m
10/11 7:35ごろ甚之助避難小屋周辺写真の撮影時刻から確認
10/11 8:22〜8:24南竜ヶ馬場の施設付近セントラルロッジ・南竜山荘の写真と照合
10/11 8:34ごろテント設営場所付近登山口から約4.8km
10/11 9:10ごろテント場から山頂へ荷物を置いて出発
10/11 10:18ごろ室堂写真の時刻と照合
10/11 10:56ごろ御前峰付近GPS最高記録標高約2,697m
10/11 12:54ごろテント場に戻る登山開始からここまでの軌跡約12.1km
10/12 7:05ごろ南竜ヶ馬場から下山開始GPS記録
10/12 8:49ごろ別当出合付近下山区間のGPS軌跡約4.6km
10/12 9:03〜10:00別当出合 → 市ノ瀬本人メモで57分/道路のGPS軌跡は途中欠測

初日にはさらに夕方〜夜の撮影で約1.1kmをGPSに記録しています。一方、別当出合から市ノ瀬までの道路はバッテリー切れなどで途中記録が残っていません。道路区間を直線でつないで「総歩行距離」を水増ししないよう、17.8kmとは分けています。

前夜、市ノ瀬駐車場へ|21時でも車が多く星空がきれいだった

10月10日21時05分到着、第2駐車場は満車

10月10日17時15分、岐阜県各務原市方面から車で出発しました。休憩を含め3時間半〜4時間を見込み、21時05分に市ノ瀬駐車場へ到着。山道ですれ違う車が少なく少し不安でしたが、駐車場には多くの登山者の車があり安心しました。

係員の方に案内されたのは第3駐車場。第2駐車場はすでに満車でしたが、第3駐車場にはまだ余裕がありました。私の場所からトイレは徒歩約1分。夜に駐車場へ入るときは、現地の誘導に従うのが確実です。

市ノ瀬第3駐車場の黄色い3番標識と駐車スペース
私が案内された市ノ瀬第3駐車場。写真は明るい時間帯に撮影したもの
市ノ瀬ビジターセンターの建物とシャトルバス
市ノ瀬ビジターセンターとシャトルバス乗り場周辺

駐車場の気温は12℃、満天の星空だった

21時ごろの車の外気温表示は12℃。半袖Tシャツとサンダルのままトイレへ歩くと、ほんの1分でも寒さを感じました。フリースを着て車内に寝床を準備。21時33分ごろ、歯磨きを終えて横になりました。

2026年10月10日夜の市ノ瀬駐車場と星空
市ノ瀬駐車場で見上げた満天の星。登山前夜から星景撮影を楽しめた

道中はスマートフォンの電波が入らない区間もありましたが、私が停めた場所では4G表示を確認できました。ただし通信状況は通信会社・端末・場所によって異なります。

ビジターセンターとトイレを写真で確認

市ノ瀬ビジターセンターの石と木の建物正面
市ノ瀬ビジターセンターの入口。開館時間とトイレの利用条件は別に確認したい
市ノ瀬施設内の男子トイレと小便器
市ノ瀬で撮影した男性用トイレ内部。実際に利用した施設の様子

入口にはビジターセンターの開館時間が8:45〜17:00と掲示されていました。これはビジターセンター自体の開館時間であり、すべての周辺設備・トイレがその時間しか使えないという意味ではありません。

市ノ瀬シャトルバス|4時半の待機列と乗車券の買い方

4時07分にチケット売り場へ、4時30分には約100人待ち

10月11日4時07分ごろ、私はチケットを買うために売り場へ向かいました。当日は5分ほど並んで購入できましたが、そのころにはすでにバス待ちの登山者が約50人。先頭付近では、ザックを並べて順番を待つ様子も見られました。

早朝の市ノ瀬バス停でザックが並んでいる様子
シャトルバスを待つ登山者が、ザックを並べて順番待ちしていた

いったん荷物を整えて4時30分ごろに戻ると、体感で約100人の列になっていました。階段の下から建物の裏まで伸びているように見えました。人数は私の目測であり、公式な集計ではありません。

早朝4時半の市ノ瀬シャトルバス待機列
午前4時30分ごろ。シャトルバスを待つ列が階段の先まで続いていた

2026年の料金は大人片道1,000円

市ノ瀬シャトルバス乗車券発売所の看板
2026年の市ノ瀬乗車券売り場。現地の販売時間の掲示は4:30〜15:30
市ノ瀬から別当出合までのバス券売機と料金
訪問時の券売機。大人片道1,000円、こども片道500円と表示されていた

2026年の運行事業者の案内でも、大人は片道1,000円・往復2,000円です。現地には4:30から販売という掲示がありましたが、私のメモには4:07ごろ売場に向かった記録も残っています。当日に掲示より早く販売が始まっていたかどうかは未確認なので、次回の販売開始時刻は現地と公式で確認してください。

風が弱く、車の温度計は12℃。薄手のフレキシブルロングパンツ、ジオラインの長袖インナー、ウィックロン半袖、シャミースフリースで待ちました。吐く息が白くなる冷え込みでした。

5時30分のバスに乗り、5時50分に別当出合へ

当日は臨時便が出ていて、約20分間隔という基本案内より早くバスが来る場面もありました。私は体感で4台目ほどの5時30分発に乗り、5時50分ごろ別当出合に到着しました。

市ノ瀬から別当出合へ向かうシャトルバス
市ノ瀬で乗車したシャトルバスの様子。運行間隔や臨時便の有無は日によって異なる
2026年白山マイカー規制カレンダー
2026年の市ノ瀬〜別当出合のマイカー規制日を示す現地案内板

市ノ瀬〜別当出合は約6km。規制期間中は一般車の通行ができず、バスを利用します。運行日は日付によって異なり、登りの運行がない日や下りの終了時刻が早い日もあります。シャトルバス運行会社の2026年案内で最新の情報を確認してください。

別当出合から砂防新道で南竜ヶ馬場へ|実際の登山道を写真で紹介

5時50分別当出合着。登山届とトイレを済ませる

別当出合登山口の石碑と秋の紅葉
白山国立公園・別当出合登山口の石碑。紅葉が始まっていた
別当出合の登山届と白山の活火山に関する案内
別当出合にある火山・登山届・駐車場の案内板。注意事項は最新情報を確認したい
別当出合登山口のトイレ建物
別当出合の男子トイレ入口。登山開始前に立ち寄った

別当出合に着いたらトイレと登山届を済ませ、6時ごろに出発しました。テント泊装備を背負った登山者は、私の周囲ではそれほど多くない印象でした。

吊り橋を渡り、石段と丸太階段を登る

別当出合から砂防新道へ向かう吊り橋
別当出合から砂防新道へ。まず吊り橋を渡って登山を開始した
別当出合吊り橋の床板と対岸へ続く登山道
吊り橋の上から先を見た様子。足元の板と手すりが見える

橋を渡った直後は登りが続きます。その後は岩の段差や階段が出てくるものの、私が歩いた範囲では整備のよさを感じました。「白山は歩きやすい」という印象でも、雨や凍結、重い荷物が加われば難しさは変わるので足元を慎重に進みます。

白山砂防新道の岩がある登り道
砂防新道序盤の岩が露出した段差。足の置き場を確認しながら進んだ
砂防新道の笹に囲まれた丸太階段
笹の中に続く丸太階段。道がよく整備されていた
砂防新道の石段と10月の紅葉
色づいた木々と石段。足元と周囲の紅葉を両方楽しめた

甚之助避難小屋と標高1,970m付近の展望

7時35分ごろ、写真の時刻では甚之助避難小屋周辺にいました。標高約1,970mの小屋付近まで来ると周囲の展望が開け、遠くの山並みが気持ちよく見えました。

砂防新道の甚之助避難小屋付近
甚之助避難小屋の外側と、周辺で休んでいた登山者の様子
甚之助避難小屋の標高1970mの表示
標高1,970mと表示された甚之助避難小屋の標識
砂防新道標高1970メートル付近からの山並み
甚之助避難小屋付近で振り返った山の展望。ここから景色が一段とよくなった

南竜分岐から南竜ヶ馬場へ。2026年は一部通行止め

南竜ヶ馬場へは砂防新道から南竜方面に分岐して進みました。2026年10月は、砂防新道の南竜分岐〜黒ボコ岩間が改修工事で通行止め。山頂方面へ直接進みたい場合にも、現地の規制に従った計画が必要な時期でした。

白山観光協会の案内では、9月14日から10月下旬までの予定で通行止めとなり、エコーラインは同日から仮復旧で通行可能とされていました。通行止め区間へ向かう人を見かけても、他の登山者の行動を根拠に進入しないことが大切です。

公式の規制情報:2026年砂防新道・エコーラインのお知らせ

南竜ヶ馬場テント場に到着|予約・受付・料金・トイレ・水場

8時22分ごろには施設付近へ。テント場は広くて静か

8時22〜24分ごろには南竜ヶ馬場のセントラルロッジや山荘周辺で写真を撮っていました。GPXで8時34分ごろに着いたのはテント設営場所の付近です。別当出合から設営場所までの記録距離は約4.8kmでした。

南竜ヶ馬場の広いテント場と秋の山並み
南竜ヶ馬場テント場を見渡したパノラマ。テント同士にゆとりがあった

当日は見渡した範囲で約30張り。前日は60張りだったと現地で聞きましたが、正確な入場数の統計ではありません。以前の涸沢テント泊の賑わいと比べると、南竜ヶ馬場は驚くほど静かで、ゆったり過ごせる雰囲気でした。

泊まったのは茶色のNEMOテント。トイレまで歩いて約30秒

今回持参したのは茶色のNEMOテントです。私が設営したのは山荘の建物が見える入口寄りの、番号のない平らな場所。地面が整っており、出入りも快適。トイレまでは私の歩く速さで約30秒でした。番号付きの場所も見ましたが、私にはこの場所が使いやすく感じました。

南竜ヶ馬場で実際に泊まったNEMOテントと設営場所
私が使用した茶色のNEMOテント。奥には南竜ヶ馬場の建物も見える
NEMOテントの内部から見た南竜ヶ馬場の山並み
テントの入口を開けると山並みと青空。日中は風が入ると気持ちよかった

セントラルロッジの無人受付で手続き

南竜ヶ馬場セントラルロッジの無人受付案内
セントラルロッジに設置された「無人受付」。現地案内に従って利用する

南竜ヶ馬場野営場は、2026年の施設公式案内で予約不要。セントラルロッジの無人受付を利用し、清掃協力金は大人1人1泊1,000円、中学生以下500円。現金で釣り銭が出ないため、ちょうどの金額を準備しておくと安心です。

2026年の施設営業案内は7月1日〜10月15日です。10月16日以降のトイレ・水道などの利用可否は別途確認が必要で、私が宿泊した11〜12日の状態をそのまま当てはめないでください。

テント場のトイレはきれいだった

南竜ヶ馬場テント場のトイレ棟外観
南竜ヶ馬場テント場の木造トイレ。外観の様子
南竜ヶ馬場テント場の男性トイレ内部
南竜ヶ馬場で撮影した男性用トイレの内部。清掃が行き届いている印象だった

今回訪れた白山のトイレは、全体的にきれいだと感じました。特にテント場のトイレは設備が整っていて、宿泊するうえで安心感がありました。ただし、中飯場ではトイレが使えなかったので、休憩地点ごとに利用状況は異なります。

テント場とセントラルロッジの水場|節水の掲示もあった

南竜ヶ馬場テント場の水場と節水の案内
テント場の蛇口と流し台。「水不足のため節水にご協力を」の掲示があった
南竜ヶ馬場セントラルロッジの流し台と蛇口
セントラルロッジ内の流し台。火気使用などの注意書きも掲示されていた

水場が利用できた点は便利でした。一方、写真には「水不足のため、節水にご協力お願いします」という掲示も写っています。水がいつでも無制限に使えるという意味ではありません。水の供給・飲用上の注意・使用可否は、訪問時の掲示に従ってください。

南竜山荘と売店も立ち寄った

南竜ヶ馬場の南竜山荘の玄関
南竜山荘の玄関。入口の案内を確認して立ち寄った
南竜山荘の売店内の商品棚
南竜山荘の売店の様子。小物や記念品などが並んでいた

私が訪れたとき、山荘には売店がありました。一般登山者向けの食堂営業は確認できなかったので、夕食を買える前提で計画しない方が安心です。宿泊者向けの食事提供とは区別して、利用予定がある場合は施設へ問い合わせてください。

受付・利用期間・料金の詳細:南竜山荘・南竜ヶ馬場野営場の公式案内

テントに荷物を置いて御前峰へ|登りはトンビ岩コース

9時10分ごろ出発。静かな岩場と紅葉が続く

テントを設営したあとは、重い荷物を置いて山頂へ出発。登りはトンビ岩コースを選びました。私はこの区間ですれ違った登山者が1人だけ。エコーラインより人が少なく感じられ、静かに歩きたい私には好みの道でした。

白山トンビ岩コースの岩場と石段
トンビ岩コースの岩と石段。写真を見返しても整備された様子が分かる
トンビ岩コースにある大岩と秋の低木
大きな岩と赤く色づいた低木。トンビ岩コースらしい景色

チングルマの紅葉と赤く色づく低木

このコースで特に心に残ったのが、足元を彩る植物の紅葉でした。チングルマは赤く色づいた葉と白い綿毛が美しく、背後の山並みと一緒に写すこともできます。

トンビ岩コースのチングルマの草紅葉と綿毛
赤く色づくチングルマと綿毛。遠くの山並みまで一緒に写した
南竜ヶ馬場からトンビ岩コースへ続く登山道の紅葉した低木
赤紫に紅葉した低木。植物の正確な種名は未同定

赤紫の実をつけた低木もあり、私は「ブルーベリーのようだ」と感じました。ただし、写真だけで種類は断定できません。山の植物は保護対象や類似種もあるため、読者に採取・食用をすすめるものではありません。

室堂から御前峰へ|快晴の山頂と北アルプスの展望

10時18分ごろ、室堂ビジターセンターへ

白山室堂ビジターセンターの外観
白山室堂ビジターセンター。南竜ヶ馬場からトンビ岩コースを通って到着
白山室堂から望む御前峰と祈祷殿
室堂の白山奥宮祈祷殿と、背景にそびえる御前峰

室堂には以前泊まったことがあります。久しぶりに歩いてきた建物や景色を見ると、昔の登山の記憶がよみがえりました。ここからさらに御前峰を目指します。

10時56分ごろ御前峰に到着。山頂標識は撮影待ちの列

白山御前峰2702メートルの山頂標識
標高2,702mの御前峰。山頂では記念撮影を待つ登山者の列ができていた

この日はすっきり晴れ、山頂には多くの人がいました。私も山頂標識の前で順番を待って写真を撮影。GPXで山頂付近に着いたのは10時56分ごろです。

白山御前峰から見る北アルプス方面の遠景
御前峰から望んだ遠方の山並み。晴れていて稜線がよく見えた
御前峰山頂から見下ろす室堂と別山方面
御前峰から眼下の室堂を望む。背後には別山方面の山並みが広がる

御嶽山が大きく見え、遠くには北アルプスの山並みも望めました。個々の峰名は写真と方位をさらに照合できていないので、この記事では断定しません。

山頂から見えた池と、かつての星空撮影の思い出

白山御前峰から望む火口湖と岩稜
御前峰付近から見下ろした火口湖。池の正式名称は撮影方位の確認後に追記予定

御前峰から見下ろす池も美しい景色でした。以前、このあたりで池と星空を撮影したことがあります。離れた場所にあった巨大な雲が近づき、あっという間に周囲が真っ白になったときの迫力を思い出しました。

室堂でおでんと冷たいキリンレモンを味わう

白山室堂で食べたおでんとキリンレモン
室堂で食べたおでんと冷たいキリンレモン。登山の後の休憩がうれしかった

帰りに室堂へ戻り、おでんと冷えたキリンレモンでひと休み。歩いたあとに飲む冷たい炭酸は格別でした。価格はメモの音声入力が不明瞭なので、ここでは正確な金額として掲載しません。

下りはエコーライン|木道と草紅葉を眺めてテント場へ

帰りはエコーラインで南竜ヶ馬場へ。木道の先に草紅葉と山並みが広がり、登りのトンビ岩コースとは違う景色を楽しめました。写真を撮りながら、12時54分ごろテント場に戻りました。

白山エコーラインの木道と10月の草紅葉
草紅葉の中を続くエコーラインの木道。今回は下山路として利用した

通行止めの案内があった黒ボコ岩方面へ向かう人も見かけましたが、私は公表された規制に従ってエコーラインを利用しました。仮復旧した道なので、今回歩けたことだけを根拠に安全性を一般化するつもりはありません。

戻る途中に南竜山荘でノンアルコールビールを買い、テントで休みました。午後には強い頭痛があったため、活動を控えて横になりました。標高の高い場所での頭痛は高山病などの可能性もあるため、症状が強い・悪化する場合は無理に活動を続けず、下降や救援を含めて判断してください。

南竜ヶ馬場の星空撮影|山荘・紅葉・NEMOテントと天の川

17時15分ごろ、夕食を持って撮影場所へ

今回のテント泊には、もう一つ大きな目的がありました。南竜ヶ馬場での星空撮影です。16時30分にアルファ米へ水を入れて準備し、17時15分ごろに食事を持って撮影場所へ。シーチキンとふりかけを混ぜたご飯がとてもおいしかったです。

南竜ヶ馬場の夕暮れと星景撮影の準備
夕暮れの山並みと、撮影準備中の風景。ここから星空撮影が始まった

山荘の灯りと赤く色づいた低木を星空に重ねる

狙ったのは、山荘や周辺の建物、秋色の低木を前景に置き、その背後に天の川を入れる構図。人工の光がある前景と暗い星空の露出を合わせるのは簡単ではなく、時間帯や構図を変えながら撮影しました。

南竜ヶ馬場の山荘と秋の紅葉を前景に入れた天の川
山荘付近の灯りと紅葉した低木、山並み、その上に見える星空と天の川
南竜ヶ馬場でライトを使い紅葉の前景を照らして撮影した星空
ライトで前景の赤い低木を照らした別カット。明るさの見せ方を変えて撮影

この2枚は近い方向の写真ですが、手前へのライトの当て方によって印象が変わります。撮影時はほかの登山者の睡眠や視界の妨げにならないよう、ライトの向きと時間に配慮したいところです。

光るテントと天の川|今回いちばん好きな写真

南竜ヶ馬場野営場のテントと天の川
南竜ヶ馬場に点在するテントの灯りと、空に伸びる天の川
茶色のNEMOテントが光る夜の南竜ヶ馬場と天の川
自分のNEMOテントを前景にした天の川。今回の白山テント泊を象徴する写真

私は白山山頂・室堂・池の周辺でも星空を撮ったことがありますが、南竜ヶ馬場はテント、山荘、秋の低木という前景が豊富で、撮りたい構図を考える楽しさがありました。

星空撮影の設定については、別記事の天の川撮影のISO・F値・シャッタースピード設定も参考にしてください。

10月の南竜ヶ馬場は寒い?実際の服装・シュラフ・防寒装備

私がウェアを選ぶ基準は軽さ・速乾性・動きやすさ

私は連泊する登山で、軽い・乾きやすい・においが気になりにくい・着心地がよい・動きやすいという点を重視しています。これは自分で使い続けてきた感想で、すべての人に同じ性能を保証する意味ではありません。

白山の10月テント泊で着用した衣類やキャップの装備一式
今回の白山登山で使ったウェアや小物をまとめた写真

行動着|ノースフェイスのパンツSとモンベルの半袖

白山登山に着用したノースフェイスのパンツとモンベルのシャツ
フレキシブルロングパンツ、モンベル半袖Tシャツ、ショートリブキャップ

パンツはTHE NORTH FACEのフレキシブルロングパンツのSサイズを愛用しています。ほどよくゆとりがあり、生地がよく伸びるので、登山中に動作のストレスを感じにくいです。寒いときにはジオライン中厚手のタイツを中に重ねられ、私にはシンデレラフィットでした。夏から秋まで出番の多い一着です。

関連する実使用アイテム:THE NORTH FACE フレキシブルロングパンツ / モンベル ウィックロン半袖シャツ

ノースフェイスのショートリブキャップ
軽くて乾きやすいと感じているTHE NORTH FACEのショートリブキャップ

帽子は軽さや速乾性が気に入っています。長時間着用しても私自身はにおいが気になりにくく、登山で重宝しています。ショートリブキャップの掲載ページ

ジオラインの薄手と中厚手、シャミースを重ねる

モンベルジオラインの薄手と中厚手の長袖インナーとタイツ
モンベルのジオライン長袖インナー(薄手L・中厚手M)とタイツ

インナーにはモンベルのジオラインを使っています。写真では中厚手(Mサイズ)と薄手(Lサイズ)、タイツを並べました。寒い時間帯には重ね着して体温調節し、日差しが強い時間は着込みすぎないようにしました。

掲載アイテム:ジオライン中厚手 / ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ

モンベルシャミースのフルジップフリース
着脱しやすいモンベルのシャミースフリース。バス待ちやテント場でも活躍

フリースはモンベルのシャミース。前夜の冷え込みや早朝のシャトルバス待ちでも使いました。シャミースフリースの掲載ページ

夜はモンベル#2シュラフとダウンパンツ

モンベルの2番シュラフと銀色のロールマット
黄色い収納袋に入れた、今回使用したモンベル#2シュラフとロールマット

シュラフはモンベルの#2です。黄色い収納袋にも「#2」と表記があります。今回はダウンなども着ていたため、私自身は夜の寒さを強く感じず眠れました。ただし、10月の白山は気象条件によって大きく冷え込みます。同じ装備で誰でも暖かいという意味ではありません。

テントで休むときはジオライン上下、シャミース、ダウンベストなどを重ねました。下半身の防寒にはモンベル ライトアルパイン ダウンパンツを使っています。軽く持ち運べて、行動後の保温に役立ちました。モンベル Light Alpine Down Pants メンズ

足元の防寒にはメリノウールソックスとダウンシューズ

モンベルのメリノウールトレッキングソックス
実際に使っているモンベルのメリノウールソックス
モンベルのダウンシューズ
テント内で足を冷やさないためのモンベルのダウンシューズ

足元はメリノウールの登山ソックスやダウンシューズを用意。夜のテントでは足先の冷え対策が快適さを左右すると感じます。

掲載アイテム:モンベル メリノウールトレッキングソックス / モンベル ダウンシューズ

私のテント泊の実使用装備を一覧で見たい方は、北アルプス・テント泊で使っている装備一覧も参考にしてください。

翌朝は霜と強い結露|10月12日のテント撤収で困ったこと

星空撮影を20時30分ごろに終え、22時ごろに就寝。翌朝は植物の葉や草に霜が付いていました。厚い氷が張るような状態は私の周囲では確認しませんでしたが、地表は確実に冷え込んでいました。

南竜ヶ馬場10月12日の朝に植物に付いた霜
翌朝の草と葉に付着した霜。10月の南竜ヶ馬場の冷え込みを実感した

一番困ったのはテントの結露です。濡れた生地を片付ける際、手がかじかんでしまいました。7時のテント場にはまだ日が差しておらず、少し標高の高い場所にはすでに日差しが当たっていました。

南竜ヶ馬場で朝にNEMOテントのフライシートを乾かす様子
濡れたフライシートを広げて乾かしている様子。結露の水滴をアップで撮った写真ではない

今回の反省点は、別途持っていく予定だったシートと軽いテント用ライトを忘れたこと。ライトは生活だけならヘッドライトで代用できましたが、星空とテントを撮るなら、柔らかな光を足せる小型照明があると構図を工夫しやすそうです。

トレッキングポールは今回は持参しませんでした。普段からランニングや低山を歩いていることもあり、今回の行程では脚に余裕がありました。ただし、急坂・悪天候・膝の不調がある場合などには有効な道具なので、すべての登山者に不要とは考えていません。

2日目の下山|中飯場のトイレは使えず、別当出合へ

10月12日は7時05分ごろ南竜ヶ馬場を出発。砂防新道を下り、8時49分ごろに別当出合付近へ到着しました。GPX上の下山区間は約4.6kmです。

白山砂防新道の下山路にある大きな岩の段差
下山中に通った岩混じりの段差。疲れた脚では注意したい足元
砂防新道の中飯場の道標
砂防新道・中飯場の道標。2026年10月12日はトイレを使えなかった

中飯場ではトイレが使用できませんでした。石川県の2026年9月の登山道案内にも、中飯場の水に泥が混じるためトイレ・水場を当面使用停止と記載されていました。利用できる設備は登山前に必ず確認してください。

中飯場の状況:石川県・白山の施設と登山道の状況

別当出合から市ノ瀬まで約57分歩いた|バスに乗らなかった帰り道

別当出合の市ノ瀬行きシャトルバス
別当出合のシャトルバスの様子。発車案内板の写真ではない
別当出合の帰りのシャトルバス券売機
別当出合側の帰りの乗車券券売機。訪問時の設備として撮影

別当出合に着いたあと、帰りのバスを待つ代わりに市ノ瀬まで歩くことにしました。写真を撮り終えて9時03分に出発し、メモでは10時ちょうどに駐車場へ到着しています。所要約57分ですが、途中の約5分の1は小走りだったので、一般的な徒歩所要時間には使えません。

別当出合から市ノ瀬へ歩いた道路と通行車両
別当出合〜市ノ瀬の車道。道幅が狭く、車両とのすれ違いに注意が必要だった

公表距離は市ノ瀬〜別当出合で約6kmです。GPXは別当出合付近から途中の軌跡が残っておらず、市ノ瀬側の終点だけが10時04分ごろに記録されています。このため約6kmは公式参考距離であり、今回のGPS実測ではありません。

登山後の疲労、狭い車道、通行車両を考えると、徒歩は気軽にすすめられる移動手段ではありません。通常はシャトルバスを利用し、最終便に間に合う時間で下山する計画が安全です。

交通規制の公式案内:石川県・白山登山ピーク時の交通規制

下山後は白峰温泉総湯へ|湯のしっとりした感触がよかった

白峰温泉総湯の木造建物と入口
下山後に立ち寄った白峰温泉総湯の入口

帰り道には白峰温泉総湯に立ち寄りました。館内は広大な温浴施設というよりコンパクトな印象でしたが、混み合っておらず、しっとりしたお湯の感触が気持ちよかったです。公式案内による泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉です。

私の当日のメモには入浴料金850円とあります。一方、白山市の公式観光情報には「2026年10月から大人900円に改定」と記載されています。記録と公表料金に差があるため、最新の料金は白峰温泉総湯の公式案内でご確認ください。

南竜ヶ馬場テント泊でよかった点・注意したい点

  • よかった点:広く静かなテント場、近いトイレ、秋の紅葉、星空撮影の豊富な前景、重いザックをデポして登頂できること。
  • 準備してよかった:モンベル#2のシュラフ、防寒レイヤー、伸縮性のあるパンツ、乾いた衣類。
  • 困ったこと:早朝のバス待ち、夕方以降の冷え込み、翌朝の結露、撮影用ライトの忘れ物。
  • 安全面:2026年は砂防新道の一部が通行止め。エコーラインは仮復旧、中飯場のトイレ・水場は停止していた。
  • 次回の工夫:替えの防寒手袋と結露対策、テント撮影用の軽い照明、バスの販売・運行情報を当日の朝に再確認。

白山では日帰り、室堂泊、そして今回の南竜ヶ馬場テント泊を経験しました。どれも魅力がありますが、紅葉と星空を静かに味わいたいなら、私はまた南竜ヶ馬場に泊まりたいと思います。

白山・南竜ヶ馬場テント泊のよくある質問

南竜ヶ馬場テント場は予約が必要?

2026年の公式案内では予約不要で、セントラルロッジの無人受付を利用します。清掃協力金は大人1,000円、中学生以下500円で釣り銭はありません。翌年度以降は公式で最新条件をご確認ください。

南竜ヶ馬場のトイレと水場は10月でも使える?

私が泊まった10月11〜12日は利用できましたが、公式の営業案内は10月15日まで。訪問時には節水の掲示もありました。営業期間外や渇水時に使えるとは限りません。

白山の10月のテント泊は寒い?

今回の翌朝は霜と結露がありました。私はモンベル#2シュラフと防寒着で眠れましたが、気温・風・雨・降雪次第で体感は変わります。寒冷期の高山として必要な装備と天候判断が欠かせません。

白山山頂へはテント場から登れる?

今回は南竜ヶ馬場からトンビ岩コースで室堂・御前峰へ進み、エコーラインで帰りました。行程や利用できる登山道は工事や天候で変わります。

市ノ瀬から別当出合まで歩ける?

私は帰りに約57分で歩きましたが、途中は小走りで、GPSの連続軌跡もありません。約6kmの狭い車道で通行車両もあるため、参考記録にとどめ、通常は運行日にシャトルバスを利用する計画をおすすめします。

白山登山の公式情報・関連記事

※写真はいずれも今回の本人撮影。GPS値は本人提供のYAMAP GPXから計算した概算で、記録が途切れた道路区間は含みません。

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