金華山を訪れる人の多くが利用する「ぎふ金華山ロープウェー」。登山道を使わずに約4分で山頂まで行ける手軽さから、観光客だけでなく地元の人にも人気があります。「金華山 ロープウェイ」で検索している方の多くは、これから訪れる予定で料金や時間帯を事前に調べている段階だと思います。馬の背や七曲りといった登山道とはまた違った金華山の楽しみ方ができるロープウェーについて、最新の料金・営業時間から、登山との組み合わせ方まで詳しくまとめます。
金華山ロープウェーの基本情報(料金・運行時間・所要時間)
ぎふ金華山ロープウェーは1955年(昭和30年)開業という長い歴史を持つロープウェーで、岐阜公園にある山麓駅と金華山の山頂駅を約4分で結びます。斜長599.43m、高低差255.43mを、2基の搬器(最大定員46名)が交互に行き来する三線交走式で、運行速度は秒速3.6m、最急こう配は32度というスペックです。ゴンドラは360度ガラス張りになっており、車窓からは長良川と岐阜市街の景色を空中散歩気分で楽しめます。現在使われているゴンドラは開業から数えて6代目で、室内には当時としては珍しい羽根のない扇風機が設置されているなど、細部にも歴史を感じさせる工夫があります。ベビーカーのまま乗車でき、車椅子の場合も乗降時の階段部分をスタッフがサポートしてくれるので、体力に不安がある方でも山頂までは安心して移動できます。ペットも14kg以内であればケースに入れて同乗可能です(別途ペット運賃が必要)。
| 区分 | 往復 | 片道 |
| 大人(12歳以上) | 1,300円 | 800円 |
| 小人(4歳以上12歳未満) | 650円 | 400円 |
※小学校在学中は12歳を超えても小人運賃。中学校入学の年の4月1日から大人運賃になります。障がい者割引や岐阜市シルバーカード・お出かけバスカードの割引、30名以上の団体運賃(大人往復1,170円)も用意されています(詳細は公式サイトでご確認ください)。
営業時間は通常9:00始発、最終(下り)18:00が基本ですが、7月10日〜9月30日はナイター営業で最終22:00まで、10・11月と3月の一部金土日祝も最終20:30まで延長されます。年中無休ですが、年に数回、施設点検のための長期運休があります。2026年は6月1日〜5日と12月1日〜28日、2027年は1月7日〜2月16日が運休予定となっているので、この時期に訪問予定の方は特に注意してください。12月の運休はまるまる1ヶ月近くにおよぶので、冬に金華山観光を計画している方は要チェックです。上り最終便は営業終了の30分前なので、閉園ギリギリに訪れる場合は特に気をつけてください。

岐阜公園側、金華山ロープウェー山麓駅の乗り場入り口
山麓駅・山頂駅へのアクセス
山麓駅は岐阜公園内にあり、JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバスで約15分、「岐阜公園・歴史博物館前」で下車して徒歩3分ほどの立地です。車の場合は岐阜公園周辺の駐車場を利用することになります(駐車場の詳細は別記事でまとめます)。山頂駅を出ると、リス村や売店、展望レストラン「ル・ポン・ドゥ・シェル」がすぐ近くにありますが、展望台や岐阜城本体まではそこから山道の階段を上る必要があります。ベビーカーや車椅子の場合、山頂駅までは問題なく乗車できますが、そこから先の階段区間は利用できないため、山頂駅周辺の散策が中心になる点は覚えておくとよさそうです。
山頂駅周辺は木々に囲まれているため視界が遮られる場所も多く、公式サイトでも「景色はロープウェー車内からお楽しみください」と案内されているほどです。つまり、最も見晴らしがいいのは山頂に着いてからではなく、実はゴンドラに乗っている最中だったりします。写真を撮るなら、山頂に着くまでの数分間もしっかり楽しんでおくのがおすすめです。

山頂側のロープウェー乗り場。ここから岐阜城方面へは山道を歩く
登山とロープウェーの組み合わせ方(片道ハイク+片道ロープウェー)
個人的におすすめしたいのが、登りか下りのどちらかをロープウェー、もう一方を登山道にする組み合わせです。馬の背登山道のような本格的な登山道は登りで使い切ってしまうと足への負担が大きいため、下りだけロープウェーを使えば膝への負担を減らせます。逆に体力に自信がない方は、行きをロープウェーにして体力を温存し、帰りに七曲り登山道のような歩きやすいコースを使うのもおすすめです。片道乗車券(800円)を使えば、こうした組み合わせも無駄なく楽しめます。私自身、今回は登山道だけで登り下りしましたが、次回は片道ロープウェーを試してみようと思っています。小さなお子さんや年配の家族と一緒に登る場合、往復ロープウェーだけで山頂駅周辺のリス村や展望レストランを楽しむプランも十分にありだと思います。無理に登山道にこだわらず、その日のメンバーや体力に合わせて柔軟に選べるのが、金華山の懐の深さだと感じています。
混雑状況・おすすめの時間帯
ロープウェーは通常15分おき、混雑時は10分おきに運行されるため、行列ができても比較的スムーズに乗車できます。それでも土日祝の午前中や、紅葉シーズン、ナイター営業期間の夕方以降は特に混み合う傾向があります。ゆったり景色を楽しみたいなら、平日の午前中や、開業直後の時間帯が狙い目です。なお、ロープウェーは風速15メートル以上の風が続く場合や、落雷が接近している場合には安全のため一時運休することがあります。天候が不安定な日は、訪問前に運行状況を確認しておくと安心です。夏休みやお盆期間、桜や紅葉のシーズンは家族連れや観光バスでの来訪も増えるため、駐車場も含めて時間に余裕を持った計画をおすすめします。
岐阜城休館中の今、ロープウェーはどう楽しむべきか
以前の記事でお伝えした通り、岐阜城天守閣は耐震化工事のため令和9年10月末頃(予定)まで休館中で、展望台にも入れません。それでもロープウェーは通常通り運行しており、山頂駅周辺のリス村や売店、展望レストランは楽しめます。天守閣に入れない今だからこそ、ロープウェーの車窓から見る景色そのものを主役にする楽しみ方がおすすめです。360度ガラス張りのゴンドラなら、天守閣の展望フロアに入らなくても、上昇していく最中に長良川や岐阜市街の眺めをたっぷり味わえます。むしろ展望台という「静止した一点」からの眺めよりも、ロープウェーで景色が刻一刻と変化していく様子を楽しめる分、今の時期ならではの魅力もあるのではないかと感じています。天守閣が再開したら、改めて登山とロープウェーの両方を組み合わせて、展望台からの眺めも記事にする予定です。
まとめ
ぎふ金華山ロープウェーは大人往復1,300円、約4分で山頂まで行ける手軽さが魅力です。年に数回、施設点検による長期運休があるため、訪問前には運休期間だけは必ず確認しておきましょう。特に12月の運休は1ヶ月近くにおよぶので、冬場に金華山観光を計画している方は要注意です。登山道と組み合わせれば、体力に合わせて無理のない金華山観光ができます。岐阜城が休館中の今は、天守閣ではなくロープウェーの車窓そのものを目的にする楽しみ方をぜひ試してみてください。
よくある質問
Q. 予約は必要ですか?
A. いいえ、通常は予約なしで乗車できます。ただし紅葉シーズンなど混雑が予想される時期は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。窓口での当日購入が基本なので、行列ができていても慌てず並べば大丈夫です。
Q. 片道だけの利用はできますか?
A. できます。大人片道800円、小人片道400円で、登山道と組み合わせたい方によく利用されています。行きは登山、帰りはロープウェーという使い方をする人を、私自身も現地でよく見かけました。
Q. 悪天候でも運行していますか?
A. 風速15メートル以上の強風が続く場合や、落雷が接近している場合は、安全のため一時運休することがあります。台風接近時など天候が不安定な日は、訪問前に運行状況を確認しておくと安心です。
Q. ペットと一緒に乗れますか?
A. 14kg以内であれば、専用のケースに入れて同乗できます(別途ペット運賃が必要)。ケースは会社側でも貸し出していますが数に限りがあるため、持参をおすすめします。なお、ペット同伴でのリス村への入村はできません。
次回は、金華山周辺の駐車場についてコース別に詳しくまとめます。

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